スポットクーラー

プロイルが取り扱うスポットクーラーをご紹介します。スポットクーラーはスポットエアコンとも呼ばれ、室外機が置けない、壁の穴あけ工事ができないなどの理由でルームエアコンや窓式エアコンなどが取付できない場所を冷やすために使用されております。プロイルが取り扱うスポットクーラーは業務用に特化したものとなり、広い場所(※)でもしっかりと冷風を届けることができます。
※冷風口から出る一定の部分を冷やすもので、部屋全体を冷やす製品ではありません。

目次

スポットクーラーとは?

別名スポットエアコンとも呼ばれるスポットクーラーは、ある一定の場所を冷やすことに特化した冷房機器となります。
一般的に販売されているエアコンは室内の熱を室内機にある熱交換機で冷たい空気に変換し、その際に出る排熱やドレン水を室外機を通して部屋の外に出します。
一方、スポットクーラーは室内機と室外機が一体型となっており、冷風を出すと同時に部屋の中に排熱を出すため、暖かい空気を排熱ダクトから室外に出す必要があります。そのため、部屋全体を涼しくすることはできません。冷風ダクトと呼ばれる筒が向いている部分を涼しくさせる製品となります。

室外機と一体型になっているメリットを活かし、キャスターが付属しているスポットクーラーは、移動はもちろん、電源(要アース端子)さえあれば、ガレージや倉庫でも使用できます。

排熱ダクトが標準装備されているスポットクーラーに関しては、暖かい空気の向きを自由にコントロールすることができます。狭い部屋でスポットクーラーを使用すると、室温が上昇する可能性が高くなりますので排熱ダクトを使用することで暖かい空気を室外に逃すことで、室温を下げることも可能です。

スポットクーラーとエアコンと異なる点として、空気を冷やす際に発生する水を排水することができません。そのため、ドレンタンクと呼ばれる水が溜まる場所がスポットクーラーには搭載されております。このドレンタンクが一杯になった場合に排水処理をする必要があります。
プロイルのスポットクーラーは、排水量が少ない省ドレン設計となっておりますので、水捨てなどのメンテナンスが簡単です。また全モデルにオゾン層破壊係数がゼロの冷媒【冷媒 R410A】を使用しております。

スポットクーラーと移動式エアコンの違い

スポットクーラーのご購入を検討した際、「スポットエアコン」「移動式エアコン」「移動式クーラー」「冷風機」などの様々な言葉を目にすることかと思います。これらの言葉はメーカーや人によって呼び方は異なりますが、どれも室外機が無いスポットクーラーを指す場合がほとんどです。同じスポットクーラーでも、使用する用途や場所によって大きく異なります。特に【業務用】と【家庭用】のスポットクーラーは、サイズや冷房能力、価格の面で大きく異なるので選ぶ際には注意が必要です。

「業務用」のスポットクーラーの場合、作動音が大きく響きますので、静かな場所や騒音が気になるオフィスなどのご使用の場合は特に注意が必要です。 プロイルで取り扱うのは【業務用】のスポットクーラーとなります。家庭用のスポットクーラーは「移動式エアコン・クーラー」としてライフジョイブランドで取り扱っておりますので用途に応じてお選びください。

スポットクーラーの選び方

スポットクーラーを選ぶ際に以下の点を注意して選びましょう。価格が数万単位となるため、目的に合ったスポットクーラーを選びましょう

スポットクーラーの電源を確認する

業務用スポットクーラーには単相100Vと三相200Vの電源コードがあります。一般的な家庭では単相100V、工場など大量に電力を使用する場所においては、消費電力が抑えられる三相200Vが使用されております。家庭用エアコンで使用する単相200Vもありますが、用途が異なるものとなります。プロイルのスポットクーラーはすべて単相100Vの商品となります。

アース線の有無を確認する

スポットクーラーは工事不要で届いて直ぐに使用可能の言葉を拝見しますが、届いても直ぐに使用できない場合があります。それは電源コードにアース線がついていない場合で、直ぐに使用することができません。アース線は漏電や水濡れした際、感電・火災リスクを防いでくれるものとなり、アース線の取り付けが必須となります。アース線を新設する場合には「電気工事士」の資格を持った人が工事する必要があるため、工務店などに依頼する必要があります。

機能・サイズで選ぶ

スポットクーラーは機能によって価格が異なります。冷風が出る場所を自動的に移動する「自動首振り機能」が付属したスポットクーラーは、自動首降り機能がないスポットクーラーに比べお値段が高くなります。またスポットクーラーを移動の際に利用できる「吊り下げ金具」が付属したスポットクーラーもございます。なおスポットクーラーの吊り下げ作業は、国家資格を有する玉掛け作業者が必要となります。

スポットクーラーの置き場所がないときには、コンパクトサイズのスポットクーラーもございます。通常のスポットクーラーの約23%の奥行の省スペースサイズとなりますが、冷房能力も小さくなりますので注意が必要です。

プロイルが取り扱うスポットクーラー一覧

スポットクーラーを比較して選ぶ

CS250
CSA250 CS252
CS151
型式 CS250 CSA250 CS252 CS151
本体サイズ
(ダクト含まず)(cm)
約幅39×奥行43×
高さ81
約幅39×奥行43×
高さ81
約幅40.5×奥行43×
高さ85.5
約幅46.5×奥行28.7×
高さ58.6
冷房能力(kW) 約2.2/2.5
(50/60Hz)
約2.2/2.5
(50/60Hz)
約2.2/2.5
(50/60Hz)
約1.4/1.5
(50/60Hz)
消費電力(冷房) (強)約890/1050W
(50/60Hz)
(強)約890/1050W
(50/60Hz)
約870/1090W
(50/60Hz)
約700/800W
(50/60Hz)
電気代(1時間あたり)※ 約24円/約28円 約24円/約28円 約24円/約30円 約19円/約22円

※電気代は1kWh:27円(税込み)で計算

スポットクーラーに関するよくある質問

ご購入前のお問い合わせ

スポットクーラーとは?

スポットクーラーはある一定の場所を冷やすことに特化した冷房機器となります。また室外機がないため、アース線のある電源があれば倉庫やガレージなどでも使用可能ですが、風雨にさらされるところ、直射日光の当たるところは避けてください。

移動式エアコンとスポットクーラーの違いは?

スポットクーラーは移動式エアコンと異なり、冷やすことに特化しているため、動作モードが冷風と送風のみとなり、除湿モードがありません。

スポットクーラーはどこで使用されているの?

熱のこもる工場内や倉庫はもちろんのこと、飲食店、コンビニ、ビニールハウス、スタジオ、サーバールームなど、様々な場所で使用されています。便利なキャスターつきなので移動がラクです。また、女性でも扱える5リットルサイズのドレンタンクで排水処理の手間の軽減に成功、使用用途の幅も広がっています。

何畳用ですか?

部屋全体を冷やすのではなく、スポット的に冷やす為、通常のエアコンと異なり畳数で表すことが出来かねます。

ご購入後のお問い合わせ

エルボが上手く取り付けられない。

冷風ダクト用エルボを本体上面左コーナーに合わせ「カチン」と音がするまで確実に押し込んでください。(4つの爪を上から平行に同時に差し込むようにはめていただくとスムーズに押し込めます。浮き上がっている部分がある場合は、再度差し込み直してください。)

排熱ダクトを延長したい。

を直接排熱ダクトに装着して延長することができます。なお、冷房効率が下がるため、アルミフレキシブルダクトの長さは3m以内にしてください。また作業に関しましては、ご自身での固定作業をお願いします。

冷風ダクトの延長部品が欲しい。

延長した分外気の熱気で暖められてしまい効率よく冷風が感じて頂けにくくなるため、弊社での取り扱いはございません。

熱い風が出てきます。

スポットクーラーは室内の空気をファンで取り込み、冷風と熱風を同時に排出する構造上、排気口から熱を逃す必要があります。排熱ダクトをご使用ください。

冷風が出ません。

直接コンセントから電源をとっているか、延長コードは決められた公称断面積の物を使用しているかご確認ください。

もしくはスイッチを「切」にした直後、すぐに運転を再開せず、必ず3分以上お待ちになってから運転を行ってください。※保護機能が働き、冷えない場合があるため

冷風が出なくなり、送風が出ます。

周囲の温度は想定範囲内の温度(18度~45度)かをご確認ください。想定範囲外の温度の場合、保護機能が作動し、冷風が出ない場合がございます。

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